ギターの弦を交換する頻度が高くなると、弦を外した時の指板の汚れが気になってくるかもしれません。
汚れがこびりついてしまう前にこまめに掃除をすれば、それほど手間なく奇麗な状態を保つことができます。
指板がメイプル(白っぽいのですぐわかると思います)材でなおかつ塗装されたもの(ツヤがあり触っても木目が分からない)はから拭きで十分です。自分のギターの指板の状況が分からない場合は機種名で検索しスペックを確認してください。
下の画像が塗装されたメイプル指板です。
汚れは手の脂に埃などが付いたものなので、指板用のオイルを塗って脂汚れに親和させて落としていきます。
手順としては
弦交換の時に弦を外したら指板用オイルを塗ります。
余り多量に塗らずオイルが乗っているのがわかるかどうかくらいで大丈夫です。
オイルを汚れに馴染ませるため、しばらく放置します。
放置時間は10分くらいを目安に、汚れがひどい場合は長めにします。
クロスで汚れを拭き取っていきます。
ボディを磨いたりするものとは別の汚れ落とし専用にしたものを使うと良いです。
私はリサイクルショップで、見たこともないアニメキャラのマイクロファイバータオルが100円ほどで売っているのを見つけた時に買い込み、何枚も使い分けています。普通にマイクロファイバータオルを買うより安くつくので気に入っています。
汚れが落ちない場合はもう一度同じ作業をします。
落ちないからと言って大量のオイルを塗っても汚れの除去力が上がるわけではないので控えめに塗布します。
最後に別なクロスでから拭きをします。
指板の保湿の面で多めに塗りたくなりますが、から拭きしてオイルがちゃんと残っているか不安になるくらいで大丈夫です。
指板の乾燥については、ローズウッドの様な導管の多いものは大丈夫ですがエボニーの様に極端に硬い材は乾燥による収縮で割れたりする事があります。
しかしそれを恐れる余り毎回弦交換の度にオイル塗布をする必要はなく、年に1度以下で十分と言われています。
私は乾燥の気になる季節の初めに、気になるギターに作業を行うようにしております。
しかし長寿命のコーティング弦を使用している為オイル塗布をしたい時期に必ずしも弦交換のタイミングでないこともあるので、弦を張ったままオイル塗布とから拭きを行うことがあります。
完
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